災害ボランティア初参加で実感した
「行動」の大切さ

OBOGインタビュー:がまさん

 

TVで被災地の状況を見て、自分も行動しなければ、との思いからRQに参加。「何でもやります」というスタンスで、夏の「子どもキャンプ」を体験したがまさん。災害ボランティアもキャンプも初めてだったがまさんが自身の実感とともに、行動することの大切さを語ってくれた。

 

ホームページを見た感じで、いちばん共感できたRQ

——かんたんなプロフィールをお聞かせください

35歳、男性、独身、一人暮らしです。メーカーで研究開発をしている普通の会社勤めです。災害ボランティアに参加するのは初めてです。また今回「子どもキャンプ」に参加しましたが、プライベートではキャンプをしたことはほとんどありません。
会社にボランティア休暇の制度はありますが、今回は取得していません。

——ボランティア参加のきっかけは?

やはり、あの状況をテレビで見て、自分も行動しなければいけないと思いました。特別に東北に思い入れがあるとか、知り合いがいるということではありません。

しかし、5月ごろまでは震災の影響で仕事が忙しくなったこともあり、なかなか時間がとれませんでした。会社自体は被災の影響はほとんどなかったのですが、取引先や関連会社から、モノがなかなか入って来ない状況になったためです。また、計画停電の影響で、ゴールデンウィークが出勤になったという事情もありました。

その状況も、6月になってようやく落ち着いてきました。そして、会社の夏休みは例年通り7月末でしたので、その長期休暇を利用して、ボランティアに入ろうと思いました。

——RQを知ったきっかけは?

インターネットです。ボランティアを検索すると、かなりの団体が引っかかって来ましたが、なぜその中でRQなのかは、それほど明快ではありません。ホームページを見た感じで、一番共感できたのかなという感じです。実際の活動がブログで書かれていて、動きが見えて入りやすかったと思います。それで説明会に参加してみようと思いました。

——ボランティアの準備はどのように?

最初は、6月4日のRQ説明会に参加して、OGOBの活動報告も聞きました。本日(9月10日)の説明会でもそうでしたが、質問も多く、しかも丁寧に答えていたという印象がありました。また、活動報告を聞くことによって、自分にもできることがあると思い、さまざまな不安も解消されました。いろいろな支援の方法が示されて、今後とも長期的に支援を継続していくという姿勢にも納得しました。早く参加して活動したいという気持になりました。

 

子どもたちの笑顔に、スタッフが勇気づけられた
キャンプでの体験

——現地での活動を教えてください

7月30日から8月4日まで4泊5日でボランティアをしてきました。私が参加したのは第1回目の「子どもキャンプ」(8月1日から3日の2泊3日)です。登米では、子どもキャンプが3回、親子キャンプが2回ありました。歌津でも子どもキャンプを開催しています。

私は、もともとキャンプに参加するつもりでボランティアに行ったわけではありません。最初は「何でもやります」というスタンスで、やはりガレキ撤去のイメージを持って行ったわけですが、こんな活動もあるのだなというのがはじめの印象です。日程がちょうど「子どもキャンプ」のタイミングに合ったので参加させていただきました。

30日に現地に入って子どもキャンプのチームに入り、キャンプ場の設営や事前の準備から関わりました。キャンプは、子どもたちが自然と人の営みのなかで、協調性や思いやりの心などいろいろなことを学びながら活動するものです。さらに今回の子どもキャンプでは、子どもたちに夏休みを思い切り楽しんでほしい、笑顔になってほしいという思いを込めてボランティアスタッフみなで協力して準備をすすめました。

キャンプを行った「ほたるの里交流館」は、自然が豊かで美しく、住みたくなってしまうような場所でした。登米の地元の子どもたちや宮城県、福島県の被災地の子どもなどバラエティに富んだメンバーが参加し、第1回目は子ども20名、5回行われた登米での子どもキャンプ、親子キャンプでは親子合わせて延べ74人もの方に参加していただきました。

第1回目の子どもキャンプのスタッフは年配の方から高校生まで10名程度が参加。裏方的に装備、環境を整えたり、食事を用意したりするスタッフと、子どもたちと遊びながら一緒に過ごすスタッフと大きく2つのチームで活動しました。それぞれできることが必ずあって、ひとりひとりができる範囲で貢献し、いろいろな方の力が融合して全体を良い方向に持って行くことができたと実感したキャンプでした。

とくに、子どもたちに明るい笑顔になってもらおうに、スタッフ自身も一緒に楽しもうという気持ちで活動しました。でも子どもたちの笑顔にスタッフが元気づけられることの方が多かったように感じます。帰る時には、後ろ髪を引かれる思いがしました。

10月にも子どもキャンプが予定されているので、タイミングが合えば参加したいです。

 

 

ボランティア自身、どんどん進化していくのがRQらしさ

——RQの印象は?

RQに参加しているボランティアの人たちは皆さん自発的ですよね。夜のミーティングなどでもそのような印象があります。ほかの団体のことは知りませんので比較はできませんが、そのような雰囲気が自分に合っているような気がしました。キャンプでもできるところから始めて、どんどん進化していくのがRQらしさだと感じています。

RQではニックネームで呼び合います。ボランティアたちは、初対面で緊張していますが、ニックネームもあって、すぐに打ち解けて、コミュニケーションをうまく取りながら、楽しく活動ができたと思います。

——今後の活動について

ボランティアに入って自分の中で考え方は大きく変わっていますが、まだ整理されていません。ただ今後も長い期間を通じて支援していくことが重要だと感じ、今後もできることから関わっていきたいと思っています。

今回はキャンプがメインだったので直接的な被災地支援はできていないのかもしれません。ほかの活動も体験してみたいという思いもあります。とはいえ、ボランティアは、いろいろな形があっていいのだと思いました。そして、行動することが大切。行動しないと何も始まらないというのが、キャンプに参加して感じたことです。

ボランティアに行くべきかどうしようかと思っている人は、是非一歩を踏み出してほしいと思います。

 

取材・文:京谷 卓

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