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もともと自然豊かな東北では、蚊やブヨ、ハチ、ムカデ、マダニなど、人を刺す虫もたくさんいます。
雨上がりや夕方から夜にかけて、また湿気の多い時間帯、他にも、草むらの側や水辺なども気をつけたほうがいいでしょう。
以下の注意事項をよく読んで刺されない工夫をし、なおかつ刺されてしまった時の注意点を知っておきましょう。

 

◆命にかかわるハチ
ハチの毒性はスズメバチが最も強く、1度刺されると命にかかわることが知られていますが、
複数回刺されることによって激しいアレルギー反応を起こすハチもいるので、注意が必要です。

 

<刺されてしまったら>
刺されると、通常は激しく痛み、赤く腫れたりします。
刺されたらまず安静にして局部を冷やし、その後一刻も早く医療機関を受診しましょう。
被災地では十分な量の水が確保できないことがありますので、患部に置いたタオルに水を注ぐ方法が効果的です。
飲み水以外に、このような用途にも使える余分の水を持ち歩くとよいでしょう。

 

<危険なアレルギーショック>
スズメバチのように全身に毒がまわるような危険なハチ以外でも命にかかわることがあります。

スズメバチ
ハチに刺されても、普通は命に別状はありませんが、過去にハチに刺されたことのある人が、同じ種類のハチ1匹にでも刺されると、全身のじんましん、呼吸困難、血圧低下や意識障害などのショック症状を起こして死亡することがあります。
これはアナフィラキシーショックとよばれますが、下記のアシナガバチ、ミツバチなどはこの症状を起こす毒性を持っています。
アシナガバチ
ミツバチ

刺された後、息苦しさや吐き気、動悸、呼吸困難などの全身症状が現れたときは、迷わず救急車を呼びましょう。

 

<ハチにさされないためには>

 

ハチに刺されないためには、ハチを刺激しないことが大切です。
1. 巣を見つけたら近づかない。

2. ハチが近くによってきたら手ではらったりせず、そっと逃げる。
3. 黒い服装はハチの攻撃対象になりやすいので、淡い色の服を着て白っぽい帽子をかぶる。
4. 香の強い化粧品や整髪料などは避ける。
ジュースなどはこまめにふたをする。

(ハチがあなたを花だと勘違いしてよってきます。。。)

5. 万一に備え、ハチ専用の殺虫剤を持参する。

 

◆刺されると腫れてひどくかゆいブヨ

 

<ブヨとは>
こんななりをしています。

(ちなみに、アブはこんな虫です。 )

高原や山間部の渓流沿いに多く生息します。小型のハエのような、血を吸う虫です。

 

<刺されたときは>
さされたときはほとんどかゆみを感じませんが、半日ほどすると赤く腫れ、次第に激しいかゆみを生じます。数日は腫れとかゆみが続き、腫れた部分に熱をもつこともあります。虫刺され用のぬり薬やガーゼ付きばんそうこうなども持参しておきましょう。
1. 熱をもっていたら冷やし、早めにかゆみ止めの軟膏をぬる。
2. かゆみがひどい場合は、ステロイド薬や抗ヒスタミン薬が必要になるので、皮膚科専門医を受診する。
3. 化膿することもあるのでかきむしらないこと。

 

<ブヨにさされないためには>
野外に行くときは長袖、長ズボンに靴下、帽子、手袋で全身を覆い、肌の露出を減らしましょう。。
肌の露出部分には虫除けスプレーをしておきましょう。

 

◆その他の虫に刺されたときは

 

1. ハチ やムカデ の場合は傷口から毒を押し出しましょう。

ポイズンリムーバーという毒を吸引する器具があるので携帯しておくと便利です。

(ポイズンリムーバー)
2. 傷口を流水で洗いながら冷やします。
3. 虫刺され用のぬり薬をぬります。いつも携帯しておきましょう。
4. ガーゼ付きばんそうこうで傷口を覆います。
5. 必要があれば医療機関を受診する。

 

いずれにせよ、自己責任での予防策と、いざという時の備えが重要です。また、命にかかわるものでなければ、「これも経験」とおおらかな気持ちでいることも、自然の中での経験を豊かなものにしてくれるでしょう。

 

イラスト・鈴木 智美(WEBチーム) 無断転載を禁じます。

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