4月23日日曜日、鱒渕に里の春がやってきました。今日は華足寺(けそくじ)の春の例大祭。お寺には地域のみなさんが梅の香にか、はたまた、つくしの呼ぶ声に誘われてか、たくさん集まってきました。聞き書きプロジェクトのメンバーも、お話には聴いていたこの大祭を一目見ようと駆け付けました。

朝6時に建てたという高い幟がはためき、その横のRQも設置に参加した特設ステージでは、地域の皆さんがここぞとばかりに、美声と魅惑の舞を次々と繰り広げています。玄人はだしの芸の素晴らしさに目を見張っていると、なんとギャラリーの方がスックとたちあがり、ステージにおひねりを置いて行くではありませんか。気に入った出し物には置いて良いそうなのです!

昨年は震災の影響もあって例大祭は行われたものの、この演芸会は中止になったとのことで、地域のみなさんと、昨年ここで避難所生活をされた中瀬町のみなさんも加わって、2年分の盛り上がりです。

さて、ステージから離れた本堂では厳かに読経の声が響き、裃に身を包んだ凛々しい現代のサムライたちが出番を待っています。聞き書きでお世話になった小野寺寛一さんがお招き下さって、儀式に使うお供物や、貴重な資料を撮影させていただくことができました。お供物にはひとつひとつに意味があるそうですが、その説明は後日伺うこととなりました。

お坊様がお供物の前に立たれ、ほら貝の音が響き、それを合図に「般若心経」の読経が始まります。メモっこチームは心の中で心地よいお経の声にみずからの声を重ねておりました。

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いよいよ観音堂にむけしずしずと列が進んでゆきます。お供物に不浄な息がかからないよう、口に三角に折った白い半紙を咥えます。ここでもほら貝と涼やかな鐘の音が響きます。中瀬町区長の佐藤さんやRQの広瀬さんの姿もありますね。

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色鮮やかで、モダンな僧衣がひときわ映えます。ご住職様にかざした赤い傘はお堂の屋根の色と同じアクセントになっていて、絵としても非常に美しいですね。

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ここから観音堂へは、急な石段を登っていくのですが、でこぼこしていてかなり登りにくいのです。お供物を持って登るには、集中力が必要で、半紙を咥える別の意味が分かる気がします。

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いよいよ観音堂にお供物を運び入れます。

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そして檀家の皆さんも席に加わり、仏事が執り行われました。それが冒頭の写真です。

聞き書きチームは残念ながら、次のお約束の時間が迫っていたため、ここまでしか参加することができませんでしたが、地域のみなさんの一体となった温かくも厳かな行事に、歴史と伝統の重みを感じた日でした。

会場でいろいろと親切にお話しくださったみなさま、本当にありがとうございました。

(記事中の写真・動画は公開許可を得ております)

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(Dylan Sanders)

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