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RQメルマ
2013-11-12 083号
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昨日、東京では木枯らし1号が吹き、気温がいっきに10度以下に下がって寒さに震える夜となりました。冬本番ですね。震災当日夜、カーテンを外して体に巻き、身を寄せ合って不安な一夜を過ごしたのが歌津中学校(宮城県南三陸町)に避難してきた人たち。どんなに寒かったか、どんな絶望の中にいたかを想像することはできません。避難所にはとても冷たく、重たい空気が流れていたことでしょう。
その避難所で、支援物資が届く前から箸やコップなどの食器づくりを仲間たちとはじめたのが、歌津伊里前でワカメの養殖を行っていた小野寺弘司さん。この物づくりなどをきっかけに避難所には少しずつ希望の光が見えてきます。
物づくりは単に物をつくることに留まらず、生きる力の根源であり、人間の本能なのではないか? 日本エコツーリズムセンターの連続セミナー「教育と刃物」に小野寺さんをお招きし、震災前の歌津の様子や小野寺さんの仕事、巨大津波が歌津を襲う貴重なビデオなどとともに、物づくりの本質に迫りたいと思います。 12月7日(土)、東京・西日暮里で開催です。ぜひお越しください。
(やまなか)
★現在の避難者数:289,611人
(復興庁:2013年8月12日現在。震災3日目の避難者数約47万人)
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今回のRQメルマ
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◆NPO法人ウィメンズアイ
・東日本大震災復興支援チャリティバザー出店(11/17)
・お茶っ子 in 北九州(11/23)
◆FORTUNE宮城
・サポーター大募集中
◆聞き書きプロジェクト MEMOKKO
・満州から宮城へ:登米市東和町の農家の方に聞く
・忘れられた古道を再び切り開く、さえずりの谷の住人 ほか
◆エコセン連続セミナー「教育と刃物」第7回 3.11避難所での物づくり~刃物のチカラ~
・ゲスト:歌津伊里前・小野寺弘司さん(12/7)
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◆◆NPO法人ウィメンズアイ◆◆◆◆
塩本@WE東京です。新米がおいしい季節ですね、登米に行くと冬がすぐそこまで来ているのを感じます………
◆ボランティア、参加者募集!(都内)
◇中野哲学堂公園と関東バスのコラボ企画、「東日本大震災復興支援チャリティバザー」に出店します!!!
[日時]11月17日 10:00~17:00
[場所]中野哲学堂公園(東京都中野区松が丘1-34-28)
[アクセス]西武新宿線「新井薬師前駅」から徒歩12分、都営大江戸線「落合南長崎駅」から徒歩13分
紅葉狩りがてら、ぜひ遊びに来てください。
http://www.visit.city-tokyo-nakano.jp/gurutto/g_event/7860
いつものエコたわしや手づくり品だけでなく、南三陸町のさんさん商店街さん、みなさん館の海産物などなど、美味しいもの、楽しいものたくさん取り揃えています。また、最近の南三陸町、気仙沼の様子を紹介する写真、WEの活動紹介などの展示もおこないます。気仙沼の産品は、中目黒村マルシェさんの出店が決定!
まだまだ販売ボランティア募集中です。終了後には大・お疲れさま宴会を予定しています、どうぞふるってご参加ください。お問い合わせは info@womenseye.net
◆北九州でのセミナーを開催します
WEの九州サポーターさんたちのご尽力で、北九州でのセミナーを一緒に開催できることになりました! 石本、塩本、栗林、参加します。北九州ではWE理事の太田まさ子さんがコーディネートをしてくださっています。
◇お茶っ子 in 北九州『3.11 街づくりへの気付き・学び~ウィメンズアイの活動を通して~』
[日時]2013年11月23日(土)13時~16時
[会場 ]北九州市男女共同参画センター・ムーブ 小セミナールーム
[参加費 ]無料
[詳細] http://womenseye.net/archives/2297
<http://womenseye.net/wp/wp-content/uploads/2013/10/40592f47589cb06afb56d965dd1a956d.pdf
[お問い合わせ・お申込み]東北ウィメン応援隊~北九州GENKIS Email: kkgenkis@gmail.com
◇秋から新しいプロジェクトもスタートし、三度目の冬も元気に活動中のWEです。賛助会員、サポーターを募集しています! 詳しくはHPをご覧ください。
・ウェブ http://womenseye.net
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◆◆FORTUNE宮城(フォーチュンみやぎ)◆◆◆◆
みなさま、ご無沙汰しています。RQ市民災害救援センターで物資や地域支援チームを担当していた河崎です。
同センターが閉じた後も登米に残り、2012年5月から震災復興フリーペーパー「FORTUNE宮城」を発行し、気仙沼、南三陸町、女川、石巻の情報を発信しています。
2011年、多くの人が瓦礫撤去に手を貸し、2012年は真っ平らな土地が広がっていました。今年は瓦礫処理もほぼ終わり、小泉の真っ平らな土地だったところにはそこここに土の山が盛られ、ブルトーザー、トラックが一段と多くなったような気がします。
そんな中でも、20年、30年先を見つめて地域たてなおしに奮闘していらっしゃる方々がいます。そんな様子をお伝えしたいと思っています。
◆FORTUNE宮城サポーター大募集中!
FORTUNE宮城では現在、これからの発行を支えてくれる個人/企業/団体サポーターを大募集しております(詳細はHPをご覧ください http://www.fortune-miyagi.com/support.html )。
また、東京で情報集め、配布のお手伝いをしていただける方も必要です! ご興味のある方は河崎までご連絡をお願い致します。
ちなみに、次の発行は12月半ばです。
◇FORTUNE宮城
・ウェブ http://www.fortune-miyagi.com/
・Facebook <https://www.facebook.com/pages/Fortune-宮城/227846287333978?fref=ts
・問い合わせ info@fortune-miyagi.com
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◆◆聞き書きプロジェクト MEMOKKO◆◆◆◆
◆12月7日(土)15:30~歌津伊里前の小野寺弘司さんをゲストに、「教育と刃物」をテーマにしたセミナーが開催されます】伊里前の空気を久々に味わえる土曜の午後!ぜひ西日暮里までいらしてください。
http://www.ecotourism-center.jp/article.php/seminar131207
◆気仙沼市の共徳丸の撤去がNHKニュースでも話題になっていましたが、南三陸町では歌津大橋の橋脚が消えました。消えたから忘れられるものではありませんが、確かに現地の見た目は変貌しています。
http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2013/11/112.html
◆代わって、集団移転先の山を切り崩した土が、海辺の空き地にうずたかく積まれ、それを運搬する大型のトラックの行き来が激しくなっています。現地はもうすぐ雪の季節。車のタイヤもスタッドレスに履き替えておかなければ、です。
◇◇「満州から宮城へ:登米市東和町の農家の方に聞く」
◆秋晴れの穏やかな田園地帯。穏やかな表情のその方は静かに、でも確かな記憶で語り始めました。
何不自由なかった満州での暮らしは、敗戦で一遍、地獄のような日本への道が始まった・・わが子にも話したことはないという敗戦後の日本を、少年の目はどのように見つめてきたのでしょうか。
http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2013/11/blog-post.html
◇◇「忘れられた古道を再び切り開く、さえずりの谷の住人 」
◆本業は蜘蛛の研究者、蜘瀧さんの、ここ歌津を中心として自然環境の中で人間が本来持ってる力で暮らしてきた歩みを見つめ直し、その道を辿り、ふるさとの良さを次世代に伝える取り組みを、引き続きヒアリングしています。 地図を見せてもらい始めたのですが、1枚1枚、1本1本の細い道それぞれに熱い思い入れがあって、時間がぜんぜん足りません。
http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2013/11/blog-post_2.html
◇自分史、公開してます!
・ウェブ http://kikigaki.rq-center.jp/
◇最新の現地情報、活動概要は
・ブログ http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.jp/
◇活動へのお問い合わせ
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◆◆第7回 エコセン連続セミナー「教育と刃物」◆◆◆◆
第一部:体験 初心者向け教室「クロモジの楊枝」(予定)
第二部:トーク「3.11避難所での物づくり」
第7回は、東日本大震災で被災した宮城県南三陸町歌津伊里前の漁師、小野寺弘司(おのでらひろし)さんをお招きします。震災直後、RQ(市民災害救援センター)が現地に入る際、協力してくださった方でもあります。
一時最大700人の避難民が生活した歌津中学校。支援物資がまだ届く前に、小野寺さんが仲間たち数人で始めたことは竹を山から切り出し、食器をつくることでした。水一杯飲むコップもなかったらからです。すべてを津波で奪われた人たちが、やがて一人、また一人と食器づくりの輪に加わっていく──。
物をつくることの本質を改めて考えさせられるセミナーとなります。
[ゲストスピーカー]小野寺弘司氏
[コーディネーター]久村美穂(RQ聞き書きプロジェクト)・山中俊幸・鹿熊勤
[日時]2013年12月7日(土)
・第一部 14:00~15:20 初心者向けクラフト教室「クロモジの楊枝」
・第二部 15:30~17:30 トークセミナー『3.11避難所での物づくり ~刃物のチカラ~』
*「刃物のミニ博」も臨時開設!
[参加費]1,500円(飲み物・自作クラフト作品のお土産つき)
1部のみ参加 大人1,000円 子ども500円
[場所]日本エコツーリズムセンター 6F
[詳細・申込] http://www.ecotourism-center.jp/article.php/seminar131207
[facebook「教育と刃物」] http://on.fb.me/15DC9bh
[主催・問合せ]日本エコツーリズムセンター
[協力・後援]ビクトリノックス・ジャパン株式会社
[協力]ワールドフォトプレス『ナイフマガジン』編集部
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◆RQ災害教育センター
◆ウィメンズアイ(ウィ)
◆聞き書きプロジェクト
・ブログ http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.jp/
・自分史公開サイト http://kikigaki.rq-center.jp/
◆復興支援チーム リオグランデ
・HP http://blog.canpan.info/riogrande/
◆くりの木ひろば
・ブログ http://kurinoki-hiroba.blogspot.com/
◆唐桑海の体験センター
・ブログ http://karakuwa-center.blogspot.jp/
◆さざほざ
・ブログ http://sazahoza.da-te.jp/
◆歌津てんぐのヤマ学校
・ブログ http://utatsu.blogspot.jp/
◆RQ小泉ボランティアセンター
・HP https://sites.google.com/site/rqkoizumi/
・ブログ http://rqkoizumi.blogspot.com/
◆FORTUNE宮城
・HP http://www.fortune-miyagi.com/
・Facebook <https://www.facebook.com/pages/Fortune-宮城/227846287333978?fref=ts
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寒さに震える昨夜、気仙沼・共徳丸解体のドキュメンタリーをNHKで見ました。
「津波を思い出してしまうので早く船を撤去してほしかった。しかし、撤去された今、津波の記憶が薄れていくような気がする。解体することが本当に正しかったのか」と、共徳丸が乗り上げた場所に住んでいた女性が語っていました。船があった頃には、国内外から大勢の人たちが花束を携えて気仙沼を訪れていたわけですが、今は来る人がいなくなりました。震災の遺構を残すかどうかという議論はすぐに結論を出すのではなく、最低4~5年くらいは時間をかけてもいいと改めて思った番組でした。
防潮堤も同様。東洋経済のウェブサイトで「気仙沼住民を泣かす“高すぎる”防潮堤計画」という記事が一昨日から掲載されています。現状を知るためにもぜひご一読を。
http://toyokeizai.net/articles/-/23574
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