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RQメルマ

2015-05-21 095号

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2011年6月、南三陸町歌津にRQのボランティアとして入り、RQが終了した後も「歌津てんぐのヤマ学校」として活動を続けたスパイダーが、亡くなってからまもなく1年です。修行僧のような出で立ちに消防団の法被と地下足袋スパイク、手ぬぐいの頬被りと伸びた髭・・が彼のトレードマークですが、その強烈な風貌は本人が蜘瀧仙人と名乗ったようにまさに仙人、その言動もボランティアの域を超えた仙人級でした。仙人級であるがゆえにスパイダーは理解しにくいと思っていた人もいるでしょう。僕もそのひとりでした。

彼の言動はフェイスブックで知ることができたわけですが、そのフェイスブックへの記事のアップの仕方も仙人級で、1日に5本も6本も今日の出来事、過去の報告、歌津や子どもたちへの想いや歴史・地理、生物などの知見を、時系列に関係なく入り乱れて書きまくっていて、凡人には理解しがたいものでした。すべてが唐突に読めてしまい、精神に問題はないのか? すごいことをまた始めたけどひとりで本当にやれるのか? そんな疑念を持つことも正直ありました。

しかし、そうした疑念をもつこと自体が恥ずべきことだったと思い知らされます。昨年9月、RQ聞き書きプロジェクトの久村さんから、スパイダーの本をまとめたい、編集を手伝ってほしいと原稿を見せられたからです。それは2回のインタビューとフェイスブックの記事を元にしたもので、タイトルは『僕が歌津にいた理由』。住民票を東京から歌津に移してまで現地に居続ける理由は何だったのか? 彼を見て思っていた僕のいちばんの疑問がタイトルになっていました。

フェイスブックの記事を整理し直した原稿を読むと、スパイダーのすべての言動が一貫しており、歌津の子どもたちの未来、ひいては日本の未来を見据えていたことが分かります。わずか3年の間に歌津に遺していった種が、あまりにも多く大切なことだらけだったことに驚きます。ひとりテント小屋の中で、厳しい寒さと痛んだ体に耐えていたことがつらいほど分かります。子どもたちからの信望をどれだけスパイダーが得ていたか、涙なくして読めません。

仙人級のボランティアではなく、目の前にいる弱者に手を伸ばさずにはいられない人がそこにいました。

スパイダーが遺した言葉は、生きることの意味と生き様を改めて突きつけます。ぜひ読んでいただければ、スパイダーも喜ぶことでしょう。

そのスパイダーが子どもたちに行っていたひとつが「災害教育」です。RQ災害教育センターでは、その研究会のキックオフを週明けの月曜日に行います。スパイダーの本もそこにおいておきます。

(やまなか)

★現在の避難者数:219,618 人

 (復興庁:2015年4月16日現在。震災3日目の避難者数約47万人)

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今回のRQメルマ

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◆RQ災害教育センター

・災害教育研究会スタートアップ会議[5/25]

◆聞き書きプロジェクト MEMOKKO

・『蜘瀧仙人──僕が歌津にいた理由』スパイダーの本がやっと完成

・歌津鎮魂の森を知っていますか?

・最近のブログから

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◆◆RQ災害教育センター◆◆◆◆

◆災害教育研究会スタートアップ会議

「災害教育」に関心を持っている皆さまへ。災害教育の研究会を一緒に始めませんか? そのスタートアップ会議を5月25日に開催しますので、ぜひお気軽にお越しください。

当日は、今年3月仙台でRQが開催した「国連防災世界会議パブリック・フォーラム『災害と教育──災害に強い社会をつくるための人づくり』」の東京版をプレ・イベントとして行います。

研究会への参加はともかく、災害教育に関心がある、仙台パブリック・フォーラムの様子を知りたいという方も大歓迎です。

[概要]

「国連防災世界会議パブリック・フォーラム『災害と教育──災害に強い社会をつくるための人づくり』」(東京版)

1.「災害時の学び、RQボラへの調査結果の報告」

 RQ災害教育センターの使命 ~ボランティアの持つ「生きる力」から生まれた、様々な災害支援の仕組みと活動

 佐々木豊志 一般社団法人RQ災害教育センター代表理事/一般社団法人くりこま高原自然学校 代表理事

2.「釜石東部地域、東日本大震災に関わる聞き取り調査」を通した災害教育 ~教師となったボランティア学生たちの今~

 高田 研 都留文科大学 教授

3.国連防災会議パブリック・フォーラムから見えてきた今後の「災害教育」

 降旗信一 東京農工大学准教授/二ノ宮リムさち 東京農工大学特任准教授

4.災害教育研究会スタートアップ会議

[日時]2015年5月25日(月)18:30~21:00

[会場]RQ災害教育センター 東京都荒川区西日暮里5-38-5 日能研ビル6階

[アクセス]http://g.co/maps/ykrad

[参加費]500円(お茶お菓子付き)

 *終了後に懇親会を予定しています(費用別途1,000円程度)。

[申込み] http://www.rq-center.jp/news/1741

◇◇一般社団法人RQ災害教育センター

〒116-0013 東京都荒川区西日暮里5-38-5

TEL:03-5834-7977

・ウェブ  http://www.rq-center.jp

・facebook  https://www.facebook.com/RQDisasterEducationCenter

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◆◆聞き書きプロジェクト MEMOKKO◆◆◆

◆『蜘瀧仙人──僕が歌津にいた理由』スパイダーの本がやっと完成

今は受注やら発送やら事務作業に追われています。なんだかスパイダーのブログやらフェイスブックの記事やら写真やら毎日のように見ていると本人と会っているような気になり、「ちょっとほんとに大丈夫?」とか「がんばれ」とか「良かったねえ!」とか今起きていることのように心配したり喜んだり考えたりしてしまうのでした。先日お父様とお会いしてスパイダーの思い出を話し始めたら、お互いにとまらなくなってしまい「きりがありませんね」とお父様も笑われていました。歌津の子どもたちに記録を残したいという彼とご遺族と私達の願いがひとつの本になりました。みなさんにお手にとって末永くご愛読いただければこんなに嬉しいことはありません。

お申し込みはこちらから

http://kikigaki.rq-center.jp/jibunshi/spiderbook/

◆歌津鎮魂の森を知っていますか?

鎮魂の森は、建築家の安藤忠雄さんの呼びかけで始まりました。旧歌津町長の牧野さんの土地と私財を投じて、海とかつての歌津の街並みが見下ろせる高台では、杉林を切り開いて広場が作られ、慰霊碑が建立されました。奥様と日々たくさんの植物を植えられたという牧野さんと一緒にその地を歩きました。

http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2015/04/blog-post_72.html

◆最近のブログから

◇歌津大橋は撤去されましたが、途中まで残ったバイパスの上から町の様子を眺めました。

http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2015/04/blog-post_74.html

◇昨年末逝去された話し手の方の息子さんに聞いた、意外な津波直後のご様子。

http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2015/04/blog-post.html

◇南三陸の花だより

4月19日訪問時のブログです。東北は「三春」というように、同じ時期に梅・桃・桜が咲くと言われます。さすがに梅はもう終わっていましたが、桃と桜は同時期に楽しむことができます。登米東和から志津川に抜ける道すがら、とても美しい桃と桜の競演を見ることができました。

http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.com/2015/04/blog-post_19.html

◇◇「地味に細く長く、これからも」 聞き書きプロジェクト MEMOKKO

◇自分史、公開してます!

・ウェブ http://kikigaki.rq-center.jp/

◇最新の現地情報、活動概要は

・ブログ http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.jp/

◇方言講座ブログ「豊言海(ほうげんかい)」

http://hou-gen-kai.blogspot.jp/

◇活動へのお問い合わせ ・メール

rq.kikigaki@gmail.com

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◆RQ災害教育センター

・HP http://www.rq-center.jp/

◆ウィメンズアイ(ウィ)

・HP http://womenseye.net/

◆聞き書きプロジェクト

・ブログ http://kikigaki-pj-memokko.blogspot.jp/

・自分史公開サイト http://kikigaki.rq-center.jp/

◆復興支援チーム リオグランデ

・HP  http://blog.canpan.info/riogrande/

◆くりの木ひろば

・ブログ  http://kurinoki-hiroba.blogspot.com/

◆唐桑海の体験センター

・ブログ  http://karakuwa-center.blogspot.jp/

◆さざほざ

・ブログ  http://sazahoza.da-te.jp/

◆歌津てんぐのヤマ学校

・ブログ  http://utatsu.blogspot.jp/

◆RQ小泉ボランティアセンター

・HP  https://sites.google.com/site/rqkoizumi/

・ブログ http://rqkoizumi.blogspot.com/

◆FORTUNE宮城

・HP  http://www.fortune-miyagi.com/

・Facebook <https://www.facebook.com/pages/Fortune-宮城/227846287333978?fref=ts

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◆ツイッターもチェックください

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◆RQボランティア参加者名簿にお名前を。

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◆投稿募集中!「ありがとうRQ」

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やっと本が完成しました! ぜひ感想をいただけるとうれしいです。

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RQメルマ編集部発行 発行部数:2,896

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