あれほど暑かった今夏の被災地も、超ノロノロ台風以降はぐっと涼しい日々が続いています。昨夜はフリースを着ているボランティアも見られました。
米どころ登米の稲穂は6月の高温障害に続いて、盛夏の低温が続くと冷害も心配です。
そんな中、新潟県魚沼市、三条市、福島県金山町などでは再び水害が発生し、そこでも泥だしボラがたくさん求められることでしょう。

 

昨日、RQの現地本部がある登米市で『まちづくり条例策定報告会』シンポジウムが開催され、私も大勢の登米市民を前に、RQの存在と活動が登米市のまちづくりに貢献しつつある状況について話してきました。
昨日現在でRQの現地本部では3月19日以降、延べ16,450人が活動していて、最近は若い世代が際立って増えています。
従来、訪れる人もあまりいない登米市の鱒淵地区に突如、全国津々浦々から大勢の人々がやってくるようになり、気が付いて見たら、地元の住民もボランティアで日常的に来ているし、毎夜、お風呂を沸かしてボランティアを受け入れてくれる家庭も8軒に増えました。毎日、住民の皆さんからの山菜や地元料理、畑の作物の差し入れが続いています。その登米の里は早春から盛夏まで溜息が出るほど自然の移ろいが美しい里です。
RQの現地本部にやってきて活動していく短期単発から長期までのボランティアの多くが、こうした中で登米のファンになっていき、末永い付合いを予感させています。

 

一方、昨日今日と現地本部では『聞き書き活動』の実習が始まりました。
聞き書きのエキスパートである都留文科大の高田研さん、同志社大の西村さんを講師役に10数名のボランティアが熱心に取り組み、都合、5名の被災者の方々のご協力で聞き書きました。
この活動はいわゆる『傾聴』活動とは違い、被災者の心傷を癒すことが主目的ではなく、すべてを失いながら生き残った方々の生きてきた証としての個人史の記録であり、あるいは亡くなった方の人生の記録を聞き取って個人ごとにまとめ、印刷して話者に返す活動です。それによって、大きな喪失感を埋めるだけでなく、失われた地域の形も浮かびあげられるだろうと考えています。
この活動は言うまでもなく丁寧な対話が不可欠で、そのトレーニングを受けたリーダーを一人でも多く輩出していきたいと思っています。
夏休みから年末まで、RQの主要な活動になると思われる『聞き書き活動』志願者を現場では求めています。

 

それにしても、すでに夏休みに入った今夜も登米や各拠点のボランティア数が低調です。みなさん、現地の支援のニーズは残念ながら縮小どころか新たな問題課題も増えて、ボランティアの役割はむしろ増えています。
ぜひ、「夏休みは現地に行こう!」と呼びかけてください。

このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz