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このレポートは、アジアコミュニティセンター21 (ACC21) 様のご厚意により、許可を得て、RQで和訳を行い掲載するものです。原文は Volunteering for Ten Weeks in Miyagiです。

アジアコミュニティセンター21は、被災地の人々とアジアの人々と結ぶ支援体制を作るために、アジアからの日本への留学生を東北にボランティアとして派遣しています。

 

この夏、7月29日~31日に6人のアジア人学生が第二回東北ボランティア派遣に参加しました。参加者の出身国は、フィリピン、ベトナム、マレーシアです。

 

以下、参加者のベトナム人Phucさんの体験レポートです。

 

ACC21第2回 東北ボランティア派遣参加者
Nguyen Thanh Phucさん (ベトナム)

 

7月の終わりに、私はACC21が世話役となっているボランティアに参加しました。ボランティアの場所は、今年3月に津波と地震で大きな被害を受けた東北地方です。 私と仲間は、RQ(災害支援)の東北本部である宮城県の登米に滞在しました。ここには、多くのボランティアが日本中から集まっており、彼らとともに支援活動を行いました。

 

私達は、7月30日朝10時頃にこの本部に到着しました。オリエンターションを受けた後、RQで準備されたビブスを身につけて、気仙沼からそれほど遠くない小泉地区へ移動し、そこで活動しました。
この小泉地区は、津波の被害が大きく、街が破壊され、家も道も駅さえもすべてが津波に流されていました。そんな小泉地区で私達は雨の降る中、がれき撤去の作業をしていました。しかし、雨足が強くなり、たった2時間で私達はこの作業を中断しなければなりませんでした。
それでも、みんなで力を合わせ、雨の中でも楽しげに作業あたっていたボランティアたちの姿は、私の記憶の中にこれからも消えることなく刻まれています。

 

その後、私達は登米に戻り、RQの本部であるボランティアセンターで夕食を取ってからミーティングに参加しました。ミーティングでは、各チームが行った作業の報告があり、また、次の日の計画についても活発な意見が交わされました。

 

次の日の朝、作業を予定していた小泉地区の悪天候のため、東北本部建屋内に残っての作業になりました。この作業は津波にさらわれてしまった仕事道具を、被災者の方にお戻しするため、ひとつひとつ丁寧にきれいにすることでした。根気がいるし細かい作業でしたが、みんな作業中に会話を交わすことができたので楽しかったです。
私たちは午後には登米を離れ、仙台経由で東京に戻りました。

 

写真1:登米のボランティアセンター。日本全国から集まったボランティアがここに滞在し、いろいろな作業を一緒に計画しています。

 

私達がボランティアをした東北地方は、津波の被害を受けてから半年近くたった今でもまだまだ復興の途上にあります。歌津地区では、仮設住宅の建設が急ピッチで進んでいますが、まだまだ学校などの避難所に住んでいる人も数多くいます。残念ながら、今回の活動中にそのような方々と話をする事はできませんでした。
しかし、今回、ボランティアセンターに一泊し、そこでの生活の経験を通じ、被災者の方々の生活がどれほど難しく、大変なのかを実感することができたと思います。

 

自然の力はある意味本当に恐るべきものだと思いますが、私は今この時点から、世界中の人々が自然と調和して生きる術を学ぶことができるという思いが強くなりました。

これまでも、日本人が親切だということは誰もが知っていることでしたが、今回のボランティア活動を通して、日本人の持つ親切さへの信頼はさらに強まりました。RQのボランティアセンターには、私達がボランティア活動に参加できるよう、必要な道具や作業着が準備されていましたし、食事の準備や、トイレやシャワーの掃除など、行き届いていて、すべてが私達の想像をはるかに超えていたのです。

 

この体験は、自分の国も将来的に極めて高い災害リスクを抱えているので、私自身にとっても、素晴らしい学習の機会になりました。

また、参加した学生はみなさんとても良い人ばかりで、私達はすぐに友達になれました。
このように、皆が一緒にボランティアができるということは、国境を取り払い、世界が1つの家族になるきっかけにもなるのではないでしょうか。

 

最後に、このボランティアを企画してくれたACC21の皆さん、私達に親切にしてくれたシミズさん、そして私達と一緒に参加してくれた学生の皆さんにお礼を言いたいと思います。本当にありがとうございました。

 

Picture 2:南三陸の被災地域にて、第2回派遣メンバーのみんなと。T

 

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