<RQ市民災害救援センターのボランティアに参加して>9/16-18

Posted by Takahiro Sano

 

9月16日(金)に仕事を終えた私は、一端家に帰り身支度をして、バス出発地である新橋に向かった。 娘、娘の友達と新橋駅に午後10時に待ち合わせをし、集合場所である新橋ビルの1階に集まった。
RQのボランティアにはどのような人が参加するのかという期待と不安が入り混じりながら、参加者と挨拶をした。持ち前の積極さを発揮し、参加者と次から次に挨拶をする私に、娘から“あまり目立たないように”というチェックが入った。

 

メンバーは素晴らしい方々ばかりで、バスに乗る頃には、皆、打解けていた。バスは一路、宮城県登米へ。最初の頃は、おしゃべりをしていたメンバーもいつの間にか夢の世界へ。
そして、9月17日(土)早朝に登米でボランティアをするメンバーとお別れをし、河北に向かった。
河北に到着後、ミーティングを受け、万全の準備の後に、牡鹿半島鮎川に向け、バスが出発をした。

 

のどかに北上川沿いを走っていたバスが石巻市の市街地に入ると様相が一変し、全壊や半壊家屋が目の前に飛び込んできた。予想以上に復旧は進んではいなかった。あまりの光景に一同絶句。
鮎川地区に近づくと地盤沈下のため、道路に波がかかり、危険な箇所があった。住民の方の苦労が目に浮かぶ。

 

鮎川地区の現地に入り、他のボランティアグループと共に田畑にある瓦礫の撤去作業に入った。
田畑には、雑草が生え放題、さらにガラス、鉄クズ、鉄板、漁網等が散乱し、マムシ2匹、スズメバチにも遭遇した。マムシ、スズメバチの存在については、事前に現地スタッフの方からレクチャーを受けていたし、発見後は発見場所に近づかない等の適切な処理を行ってくれたため、思ったより恐怖感はなかった。 この現地に数ヶ月前から入り、ボランティア活動をしておられるRQスタッフの方に頭が下がる想いがした。
この作業中に新橋から河北に入ったメンバー7人は“セブンスターズ”という名前を付け、一体感が深まった。チームリーダーとして走り廻る私を娘はハラハラしながら見守ってくれていた。作業を通じて、娘が成長している姿を見て、思わずほろりとしてしまった。
SEVEN "BEAUTIFUL" STARS
午後3時過ぎには、作業が終わり、一路河北のボランティアセンターへ。センターで入ったお風呂の心地良さや豪華ではないが、皆の善意で用意していただいたご飯、味噌汁、数々のお漬物等は最高に美味しかった。
夕食後のミーティングにおいて、地元スタッフより念入りな翌日のボランティア活動について説明があり、さらに、当地の他のボランティアメンバーと交流を深めることができた。畳のある部屋で、寝袋をお借りし、熟睡。

 

翌日は、河北ボランティアセンターの近くの体育館で、“想い出のアルバム作り”。津波により流された写真を綺麗にし、乾燥させていく作業を行ったが、それぞれの写真を見る度に、心に込み上げてくるものがあった。いつも以上に丁寧な作業を心掛けた。
作業終了後一端ボランティアセンターに戻り、帰宅準備をした後にバスに乗り、一路新橋に向かった。たまたま同乗者の中に外国人の方々がおり、日本の復興のためにお互い頑張っていこうとエールを交換した。
様々な人々が様々な想い出を残し、9月18日(日)の午後11時過ぎにバスは新橋に到着した。
今回のボランティアでは、娘の成長した姿を見ることができ、また、セブンスターズや現地スタッフの方等の素晴らしい方々と出逢うことができた。セブンスターズとはその後も連絡を取り合い、新たな地域活性化活動にコラボレーションしている。素晴らしい体験をさせていただいたRQ市民災害救援センターに最大限の感謝を申し上げたい。

 

◆◇◆ 佐野孝裕さんのプロフィール ◆◇◆
東京本部での説明会のときから、最前列でとても熱心に説明を聞いてくださっていた佐野さん。今回はお忙しいお仕事の合間を縫い、週末を利用してお嬢様と共に河北でのボランティアを体験されました。忘れられない経験をされたとのことで、体験記を書いてみませんか、のWEBチームの声にこころよくお応えいただき、今回の掲載となりました。

 

※WEBチームでは、みなさんの貴重な体験談を募集しています。写真に説明を添えるだけの簡単なものでもかまいません。皆さんの体験記が、まだ現地を訪れたことのない方に「ほんとうのすがた」を伝え、背中を押すことになるのです。ご応募お待ちしています!

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