4/28、RQボランティア報告会に集まった人々からの質問に、広瀬敏通がひとつひとつ答えました。「現地で仕事をしやすい状態を作るのが私の仕事です」。まずは現地での生活にかかせない基本情報から。

(回答は2011年4月28日時点のものです)

 

Q01:    現地の気温はどれくらいですか(5月初旬)

 

広瀬  気温は3月中始めたころは体育館の中でマイナス10度を記録しました。でも、今はとてもあたたかくなりました。だいたい、寒い日で4度くらい。あったかい日は13-5度なので、フリースとシェル(上着の一種)があれば大丈夫です。 ダウンジャケットはもうそろそろなくても大丈夫。ハンテンもありますので、それを使ってもらえれば。

 

Q02:  寝袋は持参したほうがいいのでしょうか

 

広瀬  4/28時点では3シーズン用(冬用でなく)で十分です。現地に少量ありますが、人数によって足りなくなる可能性があるので、基本的には持参してください。

 

Q03:      床には何か敷いてあるんですか?

 

広瀬  初期のころは段ボールでしたが、現在は防寒用のマットを敷いています。マットはどのテントにありますが、持ってきてもらえるとありがたい。(可能なら置いていってください)

 

Q04:      交通費は自腹ですか?

 

広瀬  交通費は自腹です(連休後から週2便は東京発現地行きの約20人乗りマイクロバスを運行します。>説明会とバス

 

 

Q05:      現地行きのバスは東京からしか出ていないの?

 

広瀬  はい、東京からだけです。東京までのアクセスにはいろんな手段があるかと思います。東京以外の地域にお住まいの方には申し訳ないのですが、東京までは自腹で。

 

Q06:      現地を出る日は自由に決められますか?

 

広瀬  自分で決めていただいて構いません。途中で気分が悪くなったり、体調悪くなったり、急な用事ができたりして帰るのは全然問題ないです。
前の晩にミーティングの席で、「明日帰る人」を募りますので、そこで手をあげてください。あげないと翌日の仕事が割り振られます。その後で「やっぱり帰ります」というと仕事に穴が空いてしまうので、そこだけ気を付けてください。

 

Q07:      帰りの交通手段はどうすればいいですか?

 

広瀬  東京方面に帰る方は結構毎日いるので、現地で仲良くなって同乗して帰るケースが増えています。(その他の交通手段については Q04 のバスか、登米から仙台まで高速バス⇒仙台からJRという経路を利用する手があります)

 

Q08:      お金は必要ですか?どれくらい持っていけはいいですか?

 

広瀬  極端な話、1銭ももっていかなくても大丈夫です。
ガソリンは入れないとだめだろうって思うけど、ガソリン券ってのを我々の方で発行して、現地の協力的なお店と一緒に券を出すと入れていただけるようになってます。ただ、最近は、毎週水曜はなるべく地元にお金を落としてもらおうって発想のもと、我々のキッチンを閉鎖することになりました。外食をすれば自腹です。
お金がなくても体育館にボランティア用のカップラーメンとかレトルト食品とかたくさんおいてありますからそれでまかなっていただければ結構です。

 

Q09:      貴重品の管理はどうなっていますか?

 

広瀬  貴重品も自己管理です。私たちは責任を持てません。なくなっても、「あ、そうですか」で終わりです。そもそも貴重品をもってくる場所ではありませんので、貴重品は持ってこないでください。(この答えに納得できないあなた!「広瀬敏通との一問一答 その4・一番つらかったことは?必見です)

前に、鍵をなくした人がいました。家にたどり着いて鍵を開けようとしたらないんで、その日からテント暮らしして鍵が出てくるのを待ってるって人がいたけど。(笑)

 

Q10:    RQの活動場所はどこですか?

 

広瀬  登米がカバーしている活動場所は、北は気仙沼の北部の唐桑、南は石巻までです。さらに、最近では陸前高田にも拠点ができました。ここに行くには、全部車でないといけません。
RQが配置してる車7〜8台を使っていくんですが、それも限りがあるので、車をもってボランティアに来られた方に車を提供してもらってる状態です。それらを乗り合わせて現場に行っている。中には泥出し作業で真っ黒に汚れてしまいながらも、軽トラックを提供していただいている方もいらっしゃるんです。

 

Q11:    車の運転はできないとだめですか?

 

広瀬  運転できなくても全然かまいません。絶対に一人で行動することはないので、運転する人とペアでやっていただければ結構です。
車を持っていく方は、スペアタイヤは必携ですね。そもそも日常的にもっていないといけません。3月のころはギザギザの道を行くために、パンクがありました。でも今はおおよその舗装が進んでいます。でもまだ、道のギザギザの道を行くために、多少はタフなタイヤでないとだめなようです。万一パンクしても、お店がオープンしていて、現地でタイヤ交換できるようになってます。

 

Q12:      できるだけ長く滞在したいのですが

 

広瀬  滞在する期間は、1週間でも3日でも1日でも構いません。

 

Q13:      体力に自信がないのですが、現地でなにかしたいのです

 

広瀬  体力に自信のない人は体力を使わない仕事があります。私は力がないから・・という方は、台所の用意とか、温泉送迎の添乗という仕事などがあります。バスは地元の方が運転してくれるんです。そのバスにずーっと添乗員として乗ってもらって、避難所の人に呼応して、避難所の人と一緒に温泉いって温泉入って、、って仕事です。体力は要りません。

 

Q14:    インターネットや、携帯はつながりますか?

 

広瀬  基本的に携帯はつながります。場所によっては繋がらないところもあるので、その場所は我慢してください。
インターネットは本部やボランティアセンターに基本的に全部設置してますのでそこを使っていただければ結構です。自分でパソコン持ってってもWiFiなのでつながります。ただし、現地でのインターネットの使用頻度は、ご自分で加減してください。

 

Q15:    夜に(自由な)時間などはありますか?

 

広瀬  夜の(自由な)時間が、やはりリフレッシュできます。ボランティアに来る目的は、なによりも地元の被災した方々の生活を取り戻したいということはもちろん、もうひとつ、一緒にやってきたいろんな人たちと交流すること。それがひとつの大きな自分自身の学びになってるので、その時間をすごくみんな大事にするんですね。
ただ、いきすぎて夜中すぎるってのも多々あるので、それはまあしょうがない・・。私は率先して遅くまで起きてる方です。体力に不安のある人はその辺注意していただく、ということで。

 

Q16:    拠点の周辺情報が知りたいです

 

広瀬  拠点周辺の情報はネットで検索してください。但し、常に変わっていますので、最新情報を入手してください。
たとえば避難所に今日100人いました。でも、明日になったら50人に減っている。避難者がいなくなったんじゃなくて、毎日頻繁に変わっているのです。

 

Q17: 本当に帰るときのお金がないんです

 

広瀬  ほんとにお金がない人は登米にきてもらえば、ここから毎週車が出ています。道の駅「林林館」から歩き始めると、だいたい地元の人が拾ってつれて来てくれます。男性は拾われなかったってそういう話も(笑)。ツイッターで仙台から誰か運んでくれる人はいないかって募集したら、奇特な方がいて、仙台まで運んでくれたって話もあります。

今、ここで東北本部になってる登米では、毎日朝からきて、自らボランティアバスを運行してくれている人がいるんですが、その人もたまたまボランティアさんをヒッチハイクだと思って拾って、それがきっかけで話を聞いたら、なんだボランティアでわざわざそんな遠いところからきてくれたのか、ってことでびっくりして「俺もやる」って言って。それから1日の休みもなく毎日来てくれています。
そんな方もいて、地元の人はとにかく優しいです。東京の悪口言う訳じゃないけど、東京の人間関係(の尺度)では測れないですね。そういうのもぜひ、今回の震災を通じて学んでほしい。

>その2・現地での活動

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