4/28のRQボランティア報告会より・その1につづき、広瀬敏通が答えます。

 

Q18: 現地の受け入れ人数には、制限があるのですか?

 

広瀬  普通の行政がやってるボランティアセンターだと(キャパシティを超えると)「もうボランティア要りません」って出しますよね。私たちは絶対出しません。別に意地はってるわけじゃなくて、絶対出さないです。
 ワンベッドひとりじゃなくていいんですよね。隙間さえあれば、いくら入っても良いわけです。山小屋考えてみてください。
 とにかく現地に来て、現地をみてもらいたい。

 

 こういう被災地で「被災者がどういう状況にありどんなことを考えているのか」。話を直接・間接に聞き、「ボランティアがどこからきてどんな人なのか、やってることにどんな意味があるのか」直接聞き。そして自分なりに考えて帰ってもらうことが、現地に来ればできるんです。
 私たちは何千人きても受け入れようと思ってるし、その覚悟はもっていますから、そういうつもりで、ぜひ現地に来てもらいたい。これから長期に渡って2回目、3回目来てもらいたいなと思っています。

 

 

Q19:    現地から車で帰るとき、ゴミと一緒に帰ることになるということですが。

 

広瀬  ボランティアの拠点で膨大にゴミが出てくるんで、生ゴミは近所の方が畑に入れるので引き取ってくれるんですが、それ以外のゴミはボランティアが手分けして持ってて帰っています。
 大量にゴミを積み込んだ車は、たとえば東京だったら池袋の焼却所に持っていって、そこで処分してもらい、費用はRQ負担するという方式で処分をお願いしています。

 

 

Q20:    現地では具体的にどんな活動をしているのですか? どんなことが喜ばれますか?

 

広瀬  基本的にはすべて広域的な被災地に転々と我々のボランティアセンターが配置されて、そこでの活動ですから、周辺には避難所と呼ばれる場所があるし、一見普通の家並みが並んでるんだけど、その中を1軒1軒覗いてみると、被災した人が身を寄せ合って暮らしてたりします。
 そういうところのそういう方々に対し、我々の活動は物資を持って行くだけでもなければ、泥出しするだけでもなく、ホントに多彩な催し的な活動もたくさんしています。
 この連休にはJAZZや昭和歌謡とか、いろんな人たちがきてくれるし、落語もきてくれます。カラオケもやってみてください(会場から「カラオケのニーズはあるか?」という質問があった)。ホントに喜ばれると思います。カラオケ、大好きだと思います。流された現場をみると、結構カラオケの機械を見つけることがあります。

 

 被災者の方々、みんな暗い顔して落ち込んでると思われがちですが、逆ですね。ボランティアの若い人たちが行って、逆に元気づけられます。海の男で自分の弱音を全く吐かないでこれまで生きて来た人たちが多いので、ホントにボランティアの人たちがなよなよしてると、「おーい元気出せよ」とか、逆に力をもらうことがあります。もちろん、当然のことながら大変な傷を負ってるのでそのへんは配慮が必要ですが。

 

 

Q21:      現地での買い物はどの程度まで可能なのですか?

 

広瀬  基本的にすべてのものが、だんだん現地で整いつつあります。かつてというか数日前まで、食材は東北の仲間から入れて、拠点で食べてたんですが、今は地元のお店がオープンしているので地元から購入することにしました。そのほかにも地元でまかなえるようになっているので、ほとんどのものが現地で調達できるようになっていきています。

 

 

Q22:  東北地方より北の方から来るボランティアはいますか?

 

広瀬  北海道や青森、岩手から来られる方は、岩手に我々の仲間が活動拠点を持って活動しています。釜石とか大槌町とか宮古とか陸前高田とかです。

 

 (ボランティアをするのに)別にRQでなくてもいいわけですよね。いろんな人たちが活動をはじめているので、入りやすいところにはいっていただければ結構ですし、いろんな地域の様々な場所、自分の行きやすいところで活動していただければ。たとえば、石巻のたくさんのボランティアが歩いてくところについてったら、必ず石巻専修大学につきます。
 登米(RQの現地本部)に絶対行かなきゃいけないんだってことではありません。(北の方から来られる方には)むしろ不便だから。ただ、出来たらきてもらいたいです。

 

 

Q23:    仕事を休んで来ている人は多いのですか? そういう方たちは仕事大丈夫ですか?

 

広瀬  仕事を休んで来た人たちは仕事のことも心配で気もそぞろになりながらやってきてるし、当初きてた人たちはかなり無理して休みを、ぱぁーっと年休取って来たりした人が多かったんですね。

 

 今はだんだんだんだん仕事を考えなくていい人が増えてきました。簡単にいうと、フリーターというか、プータローというか、とりあえず今、仕事休職中ですって人が増えてきました。これはこれで、すごくいい失業中というか休職中の過ごし方だと思いますよ。更にわたしなんかは、そういう人達が引き続き被災地が復興するのにかかわることができるような場をつくろうと考えています。そういうところで自分の力を発揮したいという若者たちはどんどんその力を発揮してほしい。
 そこまでに親しくなった、ほんとに多くの地元の人たちと仲良くなってるんですが、そういう方たちと一緒に自然学校を作ることができるととてもいいんじゃないかなと思っています。

 

 

Q24:    今RQが「人・もの・お金」のうち、「もの」で一番必要なのはなんですか?

 

広瀬  車は圧倒的に少ないです。ここは交通機関がないし、鉄道全部破壊されています。三陸鉄道が復旧するのは相当最後になるだろうと言われています。ですから、すべて車で移動するしかない。拠点から拠点に移動するのも車。
 
 現在はボランティアの人たちが持ち込んできてくれた車にほとんど頼っている状態です。その方達が帰ると車もなくなってしまう。「車だけ置いて行って」とはいいにくいです。しかし、車を提供してくれる方が少しづつ増えて来て、今、7〜8台の提供者があります。使わなくなった車とか、廃車にしようかなぁと思ってる車とか今現在のらないんでいいですよという車を提供してくれる人がいて、それがすごく助かっています。更に車は全体で20数台必要だと考えているんですが、それを順次手配していきたいと思っています。

 

 

Q25:  現地は危険ではないのですか?放射線の影響は?

 

広瀬  ガイガーカウンター放射能測定器を持って活動してるんですが、我々の活動現場は東京と同じあるいはそれよりも低い数値です。福島で活動されている方達は大変だとおもうんですが、宮城ではかなりその辺は緩和されています。
 危険かどうかって言うのは、放射能以外に活動の危険もあるんですが、実際にはこれまで、交通事故がこれだけ車稼働してて起きてない。食中毒も起こしてない。
 
 ほんとにみんな、特別な体力を持ってる人たちじゃないのに、しかも、疲れてたり寝不足だったりするのになんとか無事に活動できています。普通の人が普通の格好で普通に参加できるボランティアだと思ってください。

 

>その3・ボランティアって何?

このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz