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フランス人記者の通訳をするうちにRQを知り、支援活動に参加してくださっている、仙台にお住まいのフロさん。豊富な写真と、ユーモアあふれる文体で、支援活動をいきいきとレポートしてくださっています!
原文ブログはこちらです。本文および写真の著作権はフロさんに帰属します。

2011年10月2日

それでは引き続き2011年9月11日の出来事をお話したいと思います。
この日は震災から6カ月という節目でした。

昼食を終えるとすぐ、後ろ髪をひかれながらも私の所属する班は本吉のお祭りに別れを告げました。気仙沼から少し南に行ったところにある半島、歌津へ向かうためです。歌津で、我々の活動の一つ、「メモっこ」で、仮設住宅に暮らすお年寄りの女性のお話を伺うことになっていたのです。

初めて私のブログにおいで下さる方のために
メモっこについて説明しますね。

歌津では人や町並みが流されてしまっただけでなく、多くの地域の歴史そのものが失われてしまいました。「メモっこ」というのは思い出を語ってもらう活動です。班の人たちと一緒にお年寄りたちの元を訪ね、彼らの子供時代について、そしてその地域での暮らしについてお話してもらいます。そして夜になるとそれを書き起こして印刷・装丁し、話をしてくれた方へ思い出を引き継ぐものとしてプレゼントするのです。「メモっこ」には8月から関わっていますが、私の大好きな活動です。

そのようなわけで私は班の人たちと一緒に14時ちょっと過ぎに歌津に到着しました。
移動中に14 :46の時刻を迎えたくなかったのです。。。。。。

この地方であちこちに植えられたひまわりの花は
放射能に汚染された地面を除染するためのものです。

約束の時間は15時だったので、同じく「メモっこ」で知り合って以来、友人となった女性のお宅へ班の人たちを連れて行きました。
ここへ来たからには彼女に会わずにはいられませんでした。そして彼女の住まい、仮設住宅の狭い一室で、14 :46 (テレビでは追悼式が行われていました)、一分間の黙とうを捧げました。この時からちょうど6カ月前、悪夢のような震災が起こったのです。

一番下の孫娘さんと一緒に。今回は目隠しのお花はつけませんでしたよ!

この可愛らしい赤ちゃんは震災直後に生まれました。3月11日、赤ちゃんの母親は産気づいて赤ちゃんが生まれる間際でした。私のお友達は一方の手でお腹の大きい娘の手を取り、もう片方の手で4歳になる孫の男の子の手を握り、さらにはその下の2歳になる孫の男の子を背中に背負っていました!すんでのところで走って逃げた一家は、家の裏にある急斜面をよじ登り、津波から逃れて命が助かったのです。

その後、私は班の人たちと一緒に、「メモっこ」のお約束を頂いていた女性のお家へやってきました。

ここにはRQの活動で来たというのに。。。すっかり歓待を受けてしまいました!!!

お嫁さんがとてもお料理が上手で、きゅうりの漬物と「シソ巻き」をご馳走してくれたのです。
「シソ巻き」というのは、お味噌をシソの葉で巻いたものです。私は日本で宮城以外の土地で暮らしたことがないので
このお料理は全国どこにでもあるものだと思っていました。
けれどそうではなく、どうやら郷土料理のようです。。。。

私はよく夫のためにシソ巻きを買うのですが、正直言って
この自家製のシソ巻きは、売っているものとは比べ物にならないくらいずっと美味しかったです。

このご一家の自宅も津波に丸ごと流されてしまって、ほとんど何も残っていませんでした。泥の中から辛うじて見つかった品物の中に、この硬貨が入ったガラス瓶がありました。他のボランティアメンバーが、ご家族のためにきれいに洗ってくれました。

親切なご家族は、沢山のお土産を持たせてくれました。
ブドウの房、メロン、きゅうり、、、、持ってけ、持ってけ!と。 とても断りきれません。
我々全員が沢山の食料を抱えて出発し、RQに持って帰りました。

そして翌々日。おなじく「メモっこ」の取材のため、
お祭りで知り合った女性のお宅を訪問しました。

その女性とご家族の写真です。

子犬がものすごく可愛かった!

取材を終えて休憩しているところです。


おやおや、美容室でしょうか、いえどちらかといえば
理髪店のようです。仮設住宅らしき建物の中にありますね。。。。

でも誰が中で働いているのでしょう? 誰か分かりますか?

友人の、「虎使い」さんでした!!!
前の記事を参照ください)

(voir l’article precedent)

そう、これが彼女の「本当の職業」なんです!

彼女の美容室は住居とともに津波によって
流されてしまいました。
水と電気が通るとすぐに、この小さな小屋を購入して
仕事を再開しました。お客さんが押し寄せています!

さてこうして、それぞれ「メモっこ」の取材を終えたところで、これから班の人たちと一緒に
すべてを書き起こす作業に長い時間を費やすことになります。

RQ 2011年9月
まだまだ・・・・
続きます!

今度は、フランス語のブログに載せていいですか、と皆さんに聞いたので、
もう花を咲かせ(てお顔を隠すことはし)ません!

 

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