2月18日土曜日。
 今回は、メモっこチームは、初参加の私を含めて4名で、南三陸町中瀬第2仮設住宅をお訪ねして、昨年10月中旬にお話を聞いた、Tさん、Kさんの書き起こした自分史の一稿を携えて、それをご本人たちに見て頂き推敲をすることを目的で活動してきました。
 朝7時半に仙台駅に集合しました。
 仙台から参加のメンバーの車に乗せてもらい、現地まで約2時間。お約束の時間よりも早めについたので、少し車で回ってもらい、瓦礫処理がまだすすまない現地の様子を見ることが出来ました。
 解体が進まないビルもまだまだ多くて初めて志津川を見た私はなんとも言えない気持ちになりました。

 10時ごろ、集会所事務室に入り、まずTさんに書き起こした自分史下書きを見てもらいました。
 事前に私も目を通したのですが、文書は語り口調そのままに、又、その時代のはやり歌のジャケットや図表など編纂されていて丁寧な自分史が作られていることに感激しました。
 又、Tさんは、一字も逃さず、丁寧に読んでくれ、又、思い起こしたことも更に話して頂きました。この更に思い起こしたお話は、現在の原稿に又書き加えされ、味わい深い文書・自分史になることが想像できます。「毎日読んでしまうかも」と感想を頂き、うれしかったです。

 昼食には、仮設のみなさんのはからいで、炊き出しのおはぎと豚汁のランチを分けて頂きました。新鮮野菜で本当に美味しかったです。ごちそう様でした。

 13時頃、Kさんにもお越し頂き、文書を見て頂きました。津波にのみこまれ本当に悲惨な体験をされていることもあり、読んで頂くこと自体に心配がありましたが、しっかり読んで下さり、文書についてもきちんと意見を頂き、自分史と向き合って下さいました。又、被災時の経験についても、こういうことがあったということを更にお話してくださいました。

 メモっこの活動に初参加し、「自分史を記憶だけでなく記録にする」「わかりやすく、イメージをしやすく記録を残すことにより後の世代にも受け継がれやすくする」の2点に非常に細やかに丁寧にされているなあと感心しました。
聞いたお話を1、逐語に起こす。2、インデックス化(章)にする。3、わかりやすく図表をまとめる。4、方言や地名などを調べる 5、推敲に推敲を重ねるという作業は、決して簡単ではなく、特に粘り強さが必要な作業ですが、お聞きした話の音声データを何度も聞いている内に、よりお一人お一人の人生の深さを知り、愛情がわいてきて、更にもっと良いものにしたいという意欲がわいてくるそうです。又、副題をつける時には、大いに悩み「その方の人生を表す言葉・代表する言葉」などを熟慮してつけるそうです。

 お二人の笑顔や、反応を聞いて喜ぶ、他のメモっこメンバーの様子を見て、私もなんだかうれしくなりました。

 今回初参加するにあたり、事前に他のメモっこメンバーから今までの活動の様子やハウツーのマニュアルを見せてもらって事前学習をしました。ありがとうございました。まずは、18日お話を聴いた内容の逐語にチャレンジさせて頂くことになりました。

聞き書きプロジェクト 中村道代

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