8月27日土曜日。
毎週恒例の「現地ボランティア&東京本部ボランティア説明会」が西日暮里の東京本部で開催されました。

 

説明会でいつも好評なのは、現地経験者の発表です。
最初に発表した新国さんは、はじめとても緊張していらして、メモ書きをした小さな手帳を持つ手が少し震えているのがわかりました。
しかし、報告がすすむにつれ、ごらんの表情。


「自分は小泉のボランティア向けの炊き出しをしました。月~金の日程で行って、実際に活動できたのは3日だけで、
十分な引き継ぎをするには難しいと感じたので、できるだけ長期で入ったほうがいい」
「あまり大人数の団体で行くとひとがいっぺんにいなくなってしまって仕事が引き継げないので、
個人やこじんまりとしたグループで行った方がいい」
など、ボランティア活動を自分が行うだけでなく、次につないでいこうとする気持ちが伝わります。これ、大事なことですよね!

 

続いて、歌津から蜘瀧さん、通称スパイダーさんの報告です。

 

歌津は元禄時代からの歴史がある「契約会」という自治組織が現存しており、
そちらの方にいろいろと現地の歴史や、伝統、芸能・文化について教わりながら、
地域に寄り添うようにして支援を続けてきました。

 

その文化的背景を理解してもらおうと、歌津伝統のお祭りの様子をビデオで流し、お囃子の音も聞かせてくださいました。
もちろんそれは津波の前の映像です。
そのあとにスクリーンに映し出された瓦礫だらけの歌津駅前の写真との対比で、
出席者のかたの心の中に、被害がどれほど深刻なものかが、強く印象付けられたと思いました。

 

そのあと、送電や水道に頼らない実験的な居住空間としての拠点の様子や、
明日を担う子どもたちと作ったキャンプのの様子など、
「ないなかで、工夫する。結果は保証されないけど、やってみる」という自然学校の精神を感じる、魅力的な取り組みを
豊富な写真とともにわかりやすく発表されていました。

 

最後に、3児の母、松下さんの発表です。
2泊3日の短期滞在で、お嬢さんと二人で登米に行かれた体験談をお話しくださいました。

「震災発生後、現地に行きたい思いがある一方で”こどもがいるから行けない”という理由があることに、どこかほっとしている自分がいた。それくらい、現地に行くということには不安がありました。でも5カ月たっても新聞に掲載されている現地のことを娘と語るのに、行かないではいられなくなりました。WEBでいろいろ調べるうち、RQなら子どもとも行けることがわかり、参加条件をクリアして、行くことにきめました」
と、行くまでには相当悩まれた経験をかたっていらっしゃいました。ほんとうに、そういう方、少なくないのではないかと思います。

 

登米で、ゆかたプロジェクトで集められたゆかたの仕分け、配布をされたそうです。
もらい湯で現地の人に温かく迎えていただいたことに感動したり、東京に住んでいると味わえない幾多の感情に出会ったと言います。
一緒に行かれたお嬢さんにとっても貴重な体験になったに違いありません。

 

「行くまでは、何かあったら残された家族はどうなるの・・など悩みました。けれど、登米でボランティアをして帰って来たときには、不安が消えていて、すがすがしい気持ちになっていました」
行くまでも勇気が必要だったと思いますが、
この発表でも、勇気を振り絞って一生懸命発表してくださったこと、聞いているみなさんの心に響いたと思います。

 

前後しますが、みなさんがいらっしゃる前に、東京本部のボランティアが会場づくりをしています。

 

ちょっと珍しいショットですが、準備が済み、出席者を待つばかりの会場の様子を。
東京本部に入っているきょうのお当番ボランティア全員で準備しています。
いすを並べ、スクリーンを立て、パネルをセットし、PCとプロジェクター、そしてマイクとアンプ・・出席表も。
準備はいつも時間との闘いです。

 

みなさんがぞくぞくと到着。あっという間に50用意した座席が埋まっていきました。
今日RQの成り立ちと活動概要を説明してくださった森さん(コーヒーマイスター)。
RQの母体である、日本エコツーリズムセンターの世話人の方が、毎週交替で説明を担当してくださっています。
もちろん、これもボランティア。

 

続いて、司会進行のボランティアの方が、持ち物や交通アクセスなど基本情報をお伝えします。
自分の現地ボランティア経験を踏まえて説明するので、実感がこもっており、わかりやすい!

 

そのあと、Q&Aセッションで、現地で車が足りないということだが、どんな車種でもいいのか(いいです!でも歌津は軽トラック歓迎です)、とか、土日しか行けないけど現地入りの時間はどう考えたらいいの(夜行バスがおすすめ)など、仕事はどう決まるのか(前日のミーティングで希望を募ります)などが交わされました。

 

すべてがボランティアで成り立っている、ユニークなRQの活動。
次はあなたがこのフレームの中の人になってください!お待ちしています!

 

(おわり 東京本部ボランティア Dylan Sanders)

 

おまけ:作務衣姿がトレードマークのスパイダーさん。視線のさきに、もう一人の作務衣姿が・・・このあと、ふたりは作務衣同盟を!

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