日中市民社会ネットワーク(CSネット)の朱事務局長からの提案で、本日夜のRQミーティングのとき、四川地震3周年の追悼キャンドルナイト「点灯祈祷」を日本でも連帯して行うことになりました。


このキャンドルナイトは、RQの活動に高い関心を示し、活動支援資金の協力をいただいた中国の「非公募基金会発展フォーラム」が5月12日の四川大地震三周年記念日に行うもの。北京のほか、近年地震が起きた4カ所の被災地で同時に「点灯祈祷」を行います。

5月12日四川地震3周年記念日 中国サイト

 

点灯祈祷の灯は「酥油灯」というチベット族の伝統的なあかりで、ヤクやヒツジの乳からつくったバターを灯油にした燈明。その光は死者と生者をつなぎ、死者に天国への道を照らす神聖的なものと思われているそうです。

RQ東京本部ではろうそくのあかりの中で、朱さんが中国側のメッセージを代読しました。

 

【中国からのメッセージ】

 

三年前の今日、四川大地震が起き、世界を震撼させました。しかし、災害はこれで止まることもなく、去年の青海省、甘粛省、今年のニュージーランド、雲南省、東日本、ミャンマー、次から次へと人類を襲ってきました。数万もの命が一瞬で消えてしまいました。

 

今晩、私たちはここに集い、大きな愛を持ち寄って、世界の平和と人類の平安を祈ります。

 

私たちは、祈っています。中国の、日本の、ミャンマーの、すべての被災者のために。なくなった人々の冥福を、復興に挑む生存者たちの明るい未来を祈ります。東京、雲南、四川、かんしゅく、いろんな場所で、沢山の人たちが同時にキャンドルを灯(とも)し、すべての人の幸福を祈っています。

 

みなさん、9999本のキャンドルに灯(ひ)を灯し、災害に奪われた命を心に刻みましょう。彼らは、自然を尊重し、自然に敬意を払うことをわれわれに教えてくれました。

 

そして、すべての生きとし生けるものの幸福を祈りましょう。周りのすべての人の、平安、健康と幸福を祈り、今日この瞬間から、善意と寛容を以て、私たちが暮らすこの世界と向き合いましょう。

 

今日ここには、財団のみなさんも集まってくれました。彼らはここ数年、公益・慈善事業の分野で、黙々と仕事をしてきました。災害が起これば、すぐに被災地に支援の手を差し伸べ、貧しい地域の子供達に就学の機会をもたらしました。

 

また、彼らは「非公募基金会財団発展フォーラム」を立ち上げ、優れた公共事業を多くの人々に知ってもらい、参加してもらうよう尽力しています。

 

彼らは中国の民間慈善団体を代表し、日本の民間災害支援団体に約1500万元の寄付金を贈りました。中国の人々からの愛情と応援が、隣国日本のみなさんに伝わりますように。

 

 

続いて、広瀬敏通総本部長がメッセージを返し、参加者全員で静かな時間(黙祷)を持ちました。

 

【日本側からのメッセージ】

 

甚大な被害を出した四川地震3周年の今日、日本から中国および世界各地で頻発する自然災害によって傷ついた人々と多くの命に対して深い哀悼の祈りをささげます。

 

また、この祈りは中国や各地の共通する思いを持つ人々による共同行動であり、災害による被災地、被災者および救援にかかわる多くの人々の国際的な連携の糸口になることを期待するものです。

 

日本では1996年1月17日に起きた「阪神淡路大震災」で150万人に及ぶボランティアが活躍し、これを契機に「NPO(特定非営利活動法人)法」が生まれました。NPOは今日の日本社会ではなくてはならない市民セクターに成長しています。

 

そして四川地震は中国における災害ボランティア組織の誕生の契機ともなった災害でした。今年3月11日に勃発した東日本大震災は太平洋岸の500kmにおよぶ広域エリアの海岸線に切れ目なくあった町並みをすべて津波が呑み込み、いまだに1万人を超える行方不明者がいる激甚災害です。

 

この大災害への救援の取り組みの只中で、四川地震3周年を祈念することに深い感慨を覚えます。中国の皆様による力強いご支援に対しても心から感謝いたします。

 

災害には挫けない人間の力強い未来をともに作っていきましょう。

 

2011年5月12日 RQ市民災害救援センター 総本部長 広瀬敏通

 

 

(東京本部ボラ・山中)

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