東京本部のボランティアは、ホームページをご覧になった方からの被災地に支援物資を届けたいという問い合わせに対応しています。

 

 

ある日、金物屋の在庫を被災者に使ってもらえないかという問い合わせのお電話がありました。

 

お電話を下さったのは、金物屋さんのご主人のお孫さん。

 

お話をよく伺ってみると、北茨城市平潟町にある今は廃業したご祖父のお店が、この震災の被害を受けて、取り壊すことになったため、残った在庫を少しでも役立ててもらえないかというご相談でした。

 

 

ちょうどこの頃、被災地からは壊れた家屋を自分でできる限り修復したいということで、釘やげんのうなど工具が欲しいという要望が届いていました。

 

そこで、今回東京本部ボランティアの物資班が北茨城に出張することになりました!

 

 

6月4日(土)朝8時半に東京本部に集合し、いざ出発。

 

東京から約2時間で北茨城に到着しました。

 

 

お店に到着するや否や、早速建物の中へお邪魔させて頂きました。

 

建物の中は、天井が壊れたり、棚が倒れたり、商品が多少散らばってはいるものの、店内には当時のまま所狭しと品物が積まれていました。その中には年代を感じさせる懐かしい品物やご主人が工夫して作ったと思われる商品陳列のフックなどを発見。もうすぐここが解体されると思うと初めて訪れた私たちでさえ、しみじみとさせられました。

 

 

ただ、今回私たちの作業に立ち会って下さったご親族の方からは、瓦が落ちたり、床や壁も損傷が激しく、これ以上ここでの生活は難しい状況にあり、一旦整理をすることで立ち直りたいというお気持ちを伺うことができました。

 

 

さて、回収作業は、東京本部にて日ごろから現地に送る支援物資の仕分けしている物資班のメンバーだけあって、沢山の在庫から、釘やげんのう、茶碗や大きな笊など、被災地で活用できそうな品物をテキパキとかき集め、約3時間の作業を終えた頃には、自分たちの車の荷台が満杯になっていました。

 

 

 

 

 

実は、北茨城市は、この震災で、震度6弱の地震が発生し、津波によって約400棟近い家屋が床上浸水になる被害を受けています。今回のお店に向かうまでの道中の車中から、屋根にブルーシートがかかっている家屋や工事中の道路などが見られました。

この震災の被害の範囲が非常に広いことを改めて感じさせられる1日になりました。

 

 

最後になりましたが、今回頂いた物資は、金物屋さんの親切な気持ちを引き継いで、東北の被災地まで大事に送り届けたいと思います。

 

 

(東京ボラ・栗林)

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