8月11日、14時46分。
気仙沼市小泉の方たちと、東北大震災へ向けての黙祷を行ないました。
  
震災が発生した瞬間から、ちょうど5か月がたったあの一分間。
あれから、自分たちはどう変わったのか。もっと、変わってもいい気がしました。
  
RQ参加3日目の郷右近(ごううこん)です!
2日間総務の受付係を担当して、今日の3日目は気仙沼市小泉にて、
初めて被災現場で作業しました。
明日も行く予定です!
 
RQでは、本当に学ぶことばっかりで、毎日十分すぎるほど新鮮で充実です。
今日は、そんな日々で思ったこと書きます。
  
まず、気仙沼市小泉ですが、
 
人が足りません。
  
(気仙沼市小泉)
 
マジで足りません。
 
東京にいた頃、ボランティアはGWも人気だったし、
また定員オーバーになったりするし行かなくていっかって
ちょっと思ってた自分がバカに感じました。
 
いま東北は、いくら人がいても足りないくらい、
本当に「人の力」が必要です。
 
作業としては、津波に流された家屋とその中身が、
全部山のふもとに打ち上げられたので、それを撤去する仕事をします。
トラクターとかが入れない、人にしかできない作業です。
 
土を掘り起こすと、CDや、時計やネクタイ、お茶のポットが
きれいな形で出てくる。
 
ぐにゃぐにゃに曲がったガードレールが丸々一本、草むらの底から出てくる。
 
極めて不自然で、事態の異常さを感じます。
 
それを受け止めるのも、その作業ができるのも、人間だけなんです。
現状では、きりがないくらいの大量の瓦礫を、数十人で作業してます。
 
明らかに、人が足りない。そう感じました。
 
それと、RQの登米本部。
宮城県の登米市にある本部なのですが、
 
人が足りません。
 
本部の総務という、被災現場ではない、
内部の仕事をしていてそう感じました。
 
おれがやった受付の他にも、キッチン、施設管理、ドライバー・・・
いろんな人が、ボランティアのためにボランティアをやっていて、
少しでも活動が継続可能になるようにがんばってます。
 
だけど、そのための人が足りません。
 
東北に来たからには、現場に行きたいっていう人がほとんどです。
それは自分も一緒です。
 
だけど、ボランティアってそれだけじゃないんです。
 
裏の裏でがんばってる人がいるから、現地に人を呼ぶこともできます。
 
縁の下で人を支える仕事に興味がある人もない人も、
肉体労働はキツいけど事務なら大丈夫って人も、
一度は内部の仕事を経験してほしいです。本当に楽しいです!
 
RQは、本当に不思議な場所です。
 
年齢から経歴まで、本当にいろいろな人が日本全国から来ています。

整体を知っている人、ピアノ弾き語りできる人、
タオルで人形をつくれる人、ヨガを教えられる人、
車の運転に慣れてる人、料理好きな人、細かい作業が得意な人、
肉体労働好きな人・・・
 
世間では全く関わりがないはずの本当にいろんな人が、
ここでは家族みたいになります。
 
きもちわるく聞こえるかもしれないけど、
飯も一緒だし、いびきも聞かせ合うし、
ご飯だよーとか早く寝ろーとか言われるし、いやでもそうなるんです。
 
でも、それが本当に新鮮で楽しい。
 
来る人全員が、自然と自分の強みを活かして、
活動してるみたいにおれには見えます。
みんな頑張ってて、おれも頑張れてて、本当に楽しい。
 
東京にいたころと比べて、本当に意識が変わりました。
 
地元にいた頃は、放射能汚染、余震、活動中の事故・・・
そんな不安でいっぱいでした。
 
実際それが理由で、ボランティアには行かずに、
自分の人生を自分なりにがんばって日本に貢献しようってする人が
沢山いると思います。それも、素晴らしいと思います。
 
でも、東北の今の現状に向き合ってるのは、
東北の人たちだけで、いいんでしょうか。
今回の震災が日本に与える影響を考えてもなお、
東北の人たちだけでいいんでしょうか。
 
確かに、今夜も余震はあったし、100%安心ではないです。
でも、東北を今のままにしてる方が、おれは安心できません。
 
確かに、放射能汚染、怖いし、若いから嫌です。
 
でも、それじゃあ東北にいる若い人はどうなるんでしょうか。
東北の人たちは前向きにがんばってます。
笑いながら、トンボ捕まえてるおばあちゃんもいます。
酒飲みながらも、がんばってる人たちがいます。
 
そして、毎晩ウトウトしながら深夜までがんばってる総務の方たち、
体をフル活用してがんばってる被災ボランティアの方たちがいます。

こっちに来てから、放射能、原発の話は、毎朝の原発チェック以外、
ほとんど聞きません。
やっぱり、警戒しすぎだと思います。
もっと、警戒すべき危機があるようにおれは思えます。
それは、東北がこのままだってことです。
  
大切なのは、みんなが、全て解決するまで、
東北の問題に少しずつでも向き合うことです。
それが、日本人の義務だって、やっぱりおれは思います。
 
おれも自分の人生忙しいけど、これから何度も来ようと思います。
 
おれは一週間時間つくれたけど、一泊だっていいんです。
これから何年間もかけて、何回も何回も行けばいいんです。
 
これっきりって考えると、一回のボランティア訪問で終わっちゃうけど、
東北ボランティアは、これから2年、3年、4年は確実に続く、
日本人全員が向き合ってかなきゃいけない問題です。
 
だから、「東北ボランティアならあそこ!」っていうような
自分なりの活動拠点を作ってみて下さい。
そこに行けば、あの知ってる人たちがいる、みたいな。
 
それが一番やりやすくて、楽しいのが、
RQなんじゃないかな、って思います。
本当に、おもろくて良い人たちが沢山います。
  
東京にいて、おれの意識がちゃんと変わることはありませんでした。
どこかで、関係ないと思ってました。自分の人生が第一優先でした。
 
でも、被災地は、テレビの中のパラレルワールドじゃありません。
自分が生きている国の、同じ小さな島国の、確実に存在する地域です。
関係ない人なんて、本当にいるんでしょうか。
東北をこのままにしておく日本に、世界で何ができるんでしょうか。
東北をこのままにしておく日本が、経済をどう復活させるんでしょうか。
 
おれは、日本人全員に絶対的に関係あると思います。
 
だから、是非ボランティアに来て下さい。
ここには、がんばってる人がいっぱいいます。
 
おれはこの長い文章で、何回「がんばる」って使ったんだろう。
「がんばる」って言葉がよくないって人もいるけど、
やっぱりおれは日本の良い言葉だと思います。
 
無理は禁物です。
でも、どうせ生きてるなら、120%生きる人生にしたい。
だから、日本人らしく、今日本が一番必要な事を言います。
 
日本人全員、がんばろう。

(津波にさらわれた家々の土台跡。
 線路の上に屋根が乗っかってるのが見えます)

(夜中チーズケーキを指し渡すまーしーさん)
 
By 登米ボラ 郷右近

このエントリーをはてなブックマークに追加
Post to Google Buzz