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Posted by 金 桐漢 (キム・ドンハン)

 

7月25日。
朝があまりに慌ただしかったせいで、今日がいよいよ出発の日だという実感を持てたのは、ようやくバスに乗りこんだ後だった。僕は朝寝坊をしてしまい、電車とバスに遅刻した。

もしかするとバスは僕を置いて出発してしまうかもしれないと、心配だった。どうしていいか分かっていないのが自分だけだと気がつき、すごくきまりが悪かった。でもとにかく、バスに乗りこみ、気持ちを落ち着かせた。万事OKだ。

 

バスでは、性格もそれぞれ、目的もそれぞれ違った、たくさんの人たちと話をした。僕の隣の男の人は数学専攻の大学生で、神奈川県から来た人だった。彼が来た目的は、僕とあまり変わらないような感じだったけれど、彼が、僕がやることと同じことをやることになるのかどうかは、分からない。他に、自然学校の先生で、アーティストでもある男の人もいた。彼が言うには、彼はいわゆる成功した人生を送っているわけではないものの、自分のやりたいことをやっているのだということだった。実際彼はとてもハッピーに見えた。僕は改めて、自分が好きなこと、チャレンジングだと思うことに取り組むことが大切なんだ、そう思った。

 

バスは、朝10時に出発し、現地には午後4時に到着した。とても長い旅程で、疲れた。僕たちは宮城県登米市の、主要拠点となるセンターが設けてある小学校の体育館に着いた。センターに足を踏み込むと、僕はそこにいる一人一人の人たちの熱意を感じた。センターの中はとても穏やかで平和な雰囲気だったけれど、そこにいる誰もが、支援したいという熱い気持ちを持っていることが、僕には分かった。僕には6時半の夕食までのちょっとした自由時間があった。その間に、センターの周りを見てみたり、トイレやなんかの設備を確認しておくのがよいと思った。そして僕は、牧歌的な環境にすっかり感心してしまった。こんな環境でワークができると考えると、いっそうやる気がわいてくる。

 

夕食後に、ミーティングがあった。僕は明日何をするのか、決めなくてはならなかった。(アメリカの赤十字から来ている)ハリー・ライト先生と会いたいと思ったけれど、彼がどこにいるのか分からなかったので、決めるのにすごく時間がかかってしまった。最終的には、選択の余地なく、歌津と石巻に行くことになった。僕は明日、写真クリーニングを担当する。

楽しみだ。明日は僕が予期するような、チャレンジングな日になるだろうか。

 

(つづく)
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◆◆  プロフィール:金桐漢(キム・ドンハン)くん ◆◆

 

韓国から来日3年めの17歳。家族と福岡に在住。RQの活動に参加した先生の活動報告に感銘を受け、自分も何かできることをしたいと、夜行バスに15時間揺られて西日暮里にたどり着いた、とても行動力のある青年です。現在は福岡第一高等学校の国際英語科の三年生。韓国語、英語、日本語を流暢に操る彼は、来年アメリカの大学に進学予定です。今回私たちの要望に応えて、彼の10日間のRQボランティア体験の記録を寄せてくださいました。

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