嵐が足早に列島を走りぬけた翌日の22日午後、
南三陸町歌津の平成の森仮設住宅へ和太鼓の一太郎さんが
公演しにやってきてくださいました。
 
一太郎さんは知る人ぞ知る?鬼太鼓座のOBです。
事前に仮設へチラシを打っていた甲斐もあり、
こうゆうの大好きなの~!という住民の方を始め多くの方が
和太鼓ライブを観に来て下さいました
 
RQのメンバーは会場で一太郎さんを待ち構え、
準備とお片づけをお手伝い。

ソロパフォーマンスとはいえ力強い太鼓のリズムに腹の底から響く音に、
会場中の皆さんが胸を打たれていました。

演奏終えて一太郎さんの退場された後、
客席からひょこひょこ前に出てきたおじいちゃんがいました。
そして、バチを握って、こちらも上手に叩きます。
あわせて踊りだしたおばあちゃんも。
 
後で聞いたところによると、
このおじいさんはこの辺りの神楽の伝統を受け継いでいる方で、
いつだか脳梗塞を発症して以来、杖をつく生活なのだそうです。
 
そんなおじいさんが杖を放り出して活き活きと太鼓をたたく姿は、
とても印象的でした。これが、良いリハビリになるのだと。
 
被災地で聴く音楽は、全て温かくて、
メッセージがこもっていて、心を動かします。
 
はずかしながら被災地に来てみて、「音楽」というものを
これだけ評価するようになったのは私は初めてです。

(気づきましたか?このアリーナの時計は2時46分で止まっているんです。
永久に、震災の時を残します)
 
これからの支援、物資の配布は控えたり、
仮設への積極的な介入が難しくなったりとしていますが、
こうした音楽を始めとする「心」を癒すイベントは
どんどんあったらいいと思います。
 
一太郎さんはこの後、栗駒の万葉際で再度の無償公演、
そして米沢で有償公演をして帰られるそうです。
 
そうしたスタイルで無償・有償のバランスをとれる
敏腕コーディネーターが増えれば、
被災地にもっと芸能人/パフォーマーが来やすくなるのに、
と未来型支援形態の一部を垣間見たようなつもりになっている私でした。
 
by登米ぼら よーじ

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