感謝新年
謹んで新年のご挨拶を申し上げます。
 
この年末年始の登米での活動内容報告を心待ちにしてくださっている皆様、気にかけてくださっている皆様、大変お待たせいたしました。
僕が滞在していた12月30日から1月2日までの旧鱒淵小学校の日々をご紹介致します。(12月29日まんてん号にて登米着・1月3日まんてん号にて東京着の日程です)
 
 
新年のご挨拶・・・そして被災地や仮設住宅の現状、被災者の方々の現状、様々な“今”を知りたいと思いますが、そちらは鱒淵小の常駐組に任せます。
僕からは年末年始どのように登米で(鱒淵小で)過ごし、どのような活動があったのかをご紹介します。
 
様々なことがあった2011年。その2011年も残り2日となった12月30日・・・
 

 
12月30日の午前中は南三陸町志津川中瀬町の仮設住宅へおもち配りに行きました。
おもち配りには鱒淵近隣の、地元の方も何名かご一緒くださいました。
お配りしたおもちは皆様から頂いたもち米を使い、鱒淵近隣の方々とRQでついたものです。
 
おもちと一緒にお野菜も配ったのですが、このお野菜は、鱒淵避難時代に中瀬町の方が育てたものです。
中瀬町の方が鱒淵小で二次避難生活を送られていたときに、近所の方が畑を貸してくださっていました。その畑でお野菜を育ててらっしゃったのですが、中瀬町の方は8月に仮設住宅へ移られました。
その後、畑の野菜は貸主の方が引き続き栽培し、育ったジャガイモとネギ、クルミ等を仮設住宅の集会所へ届けてくださっていたのです。その野菜もおもちと一緒に配りしました。
中瀬町の方々は大変喜んでくださったようです。
 
 
 
 
 
午後はRQ初の「被災地の今を考えるツアー」が「トライアル」という形で実施されました。
「被災地の今を考えるツアー」とは、被災地の“今”を見て、被災地の今を知り、忘れず、見たもの、感じたことを地元に帰って周囲の人に伝えてもらう、そして参加者自身は何ができるのか、今何が求められているのかを考えてもらう、感じてもらうことを目的としたツアーです。
 
この日に行われたツアー内容は、南三陸町志津川・歌津、気仙沼市本吉小泉を見て回るというものでした。
 
 
志津川を見た後は歌津の伊里前仮設商店街でお買い物&見学。
 
 

 
 
その後は、気仙沼市本吉の小泉地区の全景を高台から見学。
海から波がどのように押し寄せてきたのか、どれくらいの高さだったのかが俯瞰できます。
これは海抜が低めの場所で行うガレキや漂着物の撤去作業ではなかなか見てとれないため、参加した方は大変勉強になったとおしゃっていました。
 
トライアルツアーの参加者は初めて被災地に来て、初めて自分の目で、耳で現場を感じた人も多く、
「大変勉強になった」、「被災地のことを忘れることなく、地元に帰っても伝えたい」と感想を述べられていました。
またツアーだけではなく、仮設住宅でのおもち配りもおこなったため、人と触れ合う機会もあり、
「実際に話を聞けて大変ためになった」という意見も頂きました。
 
 
テレビや新聞を通して、また我々リピーターボランティアが口で説明するよりも、実際に現地の人から話を聞くのは全く重みが違います。
話を聞いていると、その様子を想像するだけでこみ上げてくるものがあります。
 

 
 
 
ちなみに僕は鱒淵小校舎に残り大掃除(小掃除?)をしていました。
地域の方の思い入れのある小学校で、僕自身も2週間程度過ごした場所です。
数名で、大した掃除はできませんでしたが、感謝の気持ちを込めながら掃除をしました。
これまでいかに番頭さんたち(およびボランティアのみなさん方)が気を配ってキレイに保ってきたことかということをしみじみと感じました。
 
他にも残って食事の準備をしてくれていた人もいます。
30日の夕食はもつ鍋でした。美味しかった。
 
 
そして、夕食後は・・・短めにミーティングをして、みんなで和気あいあいと。お酒でも酌み交わしながら・・・
初めて来た人もリピーターもともに・・・
 
ほとんどの人が数ヶ月前出会ったばかりです。リピーターとして何度も来ている人でもこの年末に初めて会った人もいますし、初めて来た人もいます。しかし話しは全く尽きないものです。
 
 
全体では20名ほどでしたが、初めて来た人がそのうち6名ほどいらして、驚きました。
「ずっと来たかったけどお休みがお正月しかとれない」という人や「他団体がお正月はお休みだったので」という人です。遠くはフランス・パリからやってきた高校生もいました。
関東関西からやってきた人で、寒い東北に来てくれるその熱意、行動力に感動です。
 

 
 
こうして和やかに年末は過ごしていました。
 
 
 
ちなみに僕は九州出身で、東北の冬はどんなに寒いのかと思っていたら思いがけずそうでもなかったです!(冬本番は1月半ば以降らいしいですが・・・)
校舎も寒いかなと思っていましたが(実際に結構寒いですが)みなさんの想像する程ではないと思います。多分・・・。
ここで8月の暑い、人の多い時期に過ごした人、
体育館で6月7月過ごした人、
3月4月初旬を過ごした人、
9月、5月に140名以上の中で過ごした人、
感じ方は様々でしょうが、そのような経験をした人は特に快適に過ごせると思います。
全く寒がりではない僕の私見ですが。
 
なんと言っても登米・鱒淵へ行くと仲間がいる、すぐに仲良くなれる、あたたかい地元の方々がいてくださる、というのが寒さを凌駕する魅力ではないかと思います。
考えてみれば僕をお正月、登米で迎えようと駆り立てたのは、その多くの方に「また会いたい」という想いだったと思います。
 

by ぐっちょん

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