(山伏の法螺貝の音を上手に真似られるようになった、一番弟子のけいご君)

 

天狗の予告状が小学校に届きました。

 

伊里前小の2年生のたくみ君は、夏のキャンプで(ヘビや虫を飼う)「動物園」をつくったことや、天狗が来たことをクラスの詩の時間に書きました。

 

  「夜はてんぐがやってきた。てんぐが雨をふらしたよ。てんぐは森のまもりがみ。どうぶつえんをまもってくれるかな。」

 

その後、子ども自身の発想で「谷」の遊び場はどんどんいろいろなものができていっています。親も混じって真剣になって野遊びをし、おじいちゃんたちから秋の味覚の話をうかがったり、山の焼き物工房「陶茶窯」の方にも今後協力をあおぐなど、地域の里山遊びの伝統を復興しようとする動きが、ここから生まれてくれば素晴らしいと思います。

(子ども自身のアイデアで作り、命名した、自慢の「カフェ・さえずり」。くるみケーキとまたたび茶とあけびシャーベットを作って、ここでいただきました。東北放送さんのインタビューもここで受けました)

 

登校時間に子どもたちに会いに行った際、教頭先生の話。「高度経済成長期に子どもの遊びが大きく変わって、私達は昔じぶんがした遊びを子どもたちに伝えられなかった。地震でライフラインを失った経験をしたからこそ、前と同じ電子製品に頼る遊びに戻るのではなく、自然のなかで遊ぶことをもっと大切にしたい。」

 

「さえずりの谷」は、自然のものを使って生きる暮らしの姿を体験することができる学びと遊びの場にしたいと考えています。ここでの冬の暮らしに向けて、耐寒テントの設営や薪小屋の建設、窯づくりなども考えています。冬でも集まれる集いのスペースが小さくてもできれば、子どもだけでなく公民館を失った町の人たち(特に小学生のお母さんたち)が集えるひとつの場の提供になりそうです。公民館が提供してきた地域の里山遊びプログラム(有名な「歌津土」を使った焼き物はそのひとつ)なども、地元の方の知恵を教えていただく形で、この谷を会場に使ってもらえればと思います。そうした「場の充実」にむけて、まだまだ皆さんの支援が必要です。

 

スパイダー・蜘瀧(歌津ボラ/さえずりの谷・住人)

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