RQの活動に参加させていただいて初の現場、
歌津に行ってきました。
 
登米の拠点からみんなで車に乗り合わせて
向かうこと40分ほどでしょうか。
のどかな新緑の田園風景から一転、目
に飛び込んできたのは新聞やテレビで観たあの光景でした。
 
山あいの静かな住宅地であったのであろう土地に、
遠い沖から流されてきた船が1隻、2隻。
山の端には車もひっくり返って転がっています。
遠く彼方にかすかに見える海から津波がこんな高台にまで
押し寄せて来るなんて、と愕然としました。
 
歌津の拠点では「写真のクリーニング・チーム」と
「漂流物のクリーニング・チーム」に分かれるということで、
せっかくなので両方のチームのお手伝いをさせていただくことにしました。
 
午前中は、漂流物の中でRQメンバーが拾い上げて
持ち帰った写真のクリーニング。
海水と泥にまみれてしまった結婚式や家族旅行、
親戚やお友達の集まりの楽しそうな写真を
アルバムから丁寧にとりだして乾かし、
泥を刷毛で丁寧にとって水で優しく洗って最後によく乾かしてから
新しいアルバムにいれるという作業です。
 
イタリアの複製師を思い出させる繊細な作業です。
大切などなたかの想い出を扱うということですから、
その作業の一端を担うことでとても緊張しました。
 
心に残ったのは、小学校の先生がおそらく大切に
保管していたであろう卒業アルバムの修復作業です。
 
楽しそうな小学校の様子の写真だけでなく、
卒業生ひとりひとりの将来の夢が一筆書かれていて、
卒業にあたっての小作文とそれに対する親御さんのコメントもありました。
 
アルバムのページの泥を刷毛で掃きながら津波の被害を想い、
胸がひどく痛みました。
 
お昼は彩雲をみることができるというラッキーに遭遇しました。
昔から吉兆といわれている彩雲。
歌津や東北に舞い降りる幸運の兆しをみたようで、
すこし元気が出ました。

午後は、歌津にお住まいの方が通る道を
安全に通ることのできるように
道にたまって硬くなった土砂や瓦礫除去のお手伝い。
 
3人のチームで一生懸命に作業をすること3時間。
少しきれいになった作業場の道路をみてみんなで喜ぶも、
ふと目を上げると津波による被害の爪痕は茫々と広がっています。
 
「復旧」「復興」と一口にいっても、
どれだけのコストと時間がかかるのだろうかと、
一瞬ですが気が遠くなる想いがしました。
 
ひとつの町がせめて「復旧」するために、
まだまだ多くの人手と
系統だったコミュニティの仕組みが必要であることを実感しました。
「がんばろう東北!」、言うは易し行うは難し・・・
 
それでもRQの活動だったら、また参加したいなぁ。
漂流してきた神社のお面をつけて踊ってみせる歌津RQの頼もしいリーダーや
登米RQのリーダー率いるチームのひとの素晴らしさ、
「何かしたい」という想いだけで全国から集まってきた素敵な同志、
そして何よりも活動があくまでコミュニティのニーズ起点である
RQの活動は素晴らしいと思いました。
また機会を創ることができたその時には、どうぞよろしくお願いいたします!

  
by スナフキン・ボランティア ばばっち(登米より)

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